丸太燃料ボイラーシステム=LET'Sとは?
LET’Sシステムは、丸太を主燃料とした蒸気ボイラーです。化石燃料に依存した現代社会の救いの手となるべく開発・設計されたシステムの総称です。
世界は森林の減少により、深刻な環境問題を迎えています。しかしその一方で、日本は森林が多すぎることが問題となっています。森林密度があまりに高すぎると、一本一本が光合成をすることが困難となり、根が育たず、土砂崩れ等の自然災害を引き起こす恐れも高まります。つまり、計画的に森林整備をするため、老朽化した木材を消費する方法を考えなくてはいけないのです。
独自技術により、丸太を加工せずそのまま燃料として活用(技術特許取得)
他の木質バイオマスと違い、独自技術により丸太をそのまま燃料として使用することが出来るため、乾燥・加工工程を省略し、さらに低コストで燃料を供給することが可能となりました。(技術特許取得)
- 一般的な木質バイオマス(チップ・ペレット)
- マルエイの丸太燃料ボイラー
対象のお客様
製紙工場、食品加工工場、リネン、温泉施設など大量に熱源を必要とする大規模工場
開発元グループ会社
導入メリット
ボイラー燃料費、約3割減!
化石燃料と丸太では、燃料の取得コストに圧倒的な差があります。国内の丸太を燃料とすることにより、海外からの輸送に頼る必要がなくなるため、原油価格や為替の変動に左右されることなく、低コストでエネルギーを確保することができます。
また、他の木質バイオマスと違い、独自技術により丸太をそのまま燃料として使用することが出来るため、乾燥・加工工程を省略し、さらに低コストで燃料を供給することが可能となりました。
加えて、化石燃料の利用量削減により、CO₂排出量に応じた排出権の軽減等もメリットとして挙げられます。
- 燃料別 年間ランニングコストとの比較(弊社試算)
- ※A重油65円/ℓ、ブタン80円/kgにて試算した場合
燃料費の安定化
海外から輸入する化石燃料は、言うまでもなく為替や原油価格の影響により、日々納入価格が変動します。
一方レッツシステムでは、燃料となる丸太は全て日本国内のものを活用致します。これにより、原油価格や為替レートといった外的要因に左右されることがなく、燃料費の安定に繋がります。工場に必要な燃料代も、固定費として扱うことができ、本業へと注力できるようになります。
林業家・需要家・環境の三方善
マルエイは、三方善という考えを重視しています。
誰か一人だけが得をするのではなく、自分・相手・そして第三者、どこから見ても安心できる取引をすることが、企業としての最も大きな責任だと考えます。
「森林環境のことを考え、かつ経済的にも発展していく」その考え方は、現代社会においては不可欠です。理念だけではなく実践していくために、私たちはエネルギーという手段を用いて、本当の循環型社会を目指します。
- 三方善イメージ
丸太を利用することで、生まれる利点
- 林業家:地域雇用の拡大、売上の安定化
- 需要家(工場):燃料コストの削減、企業イメージのアップ
- 環境:森林の整備、CO2排出の抑制